こんにちは!丸久建設の入社2年目、建築科卒の新人スタッフです。
前回は「高気密住宅」について一緒に学びましたが、覚えていますか?
さて、今回は、寒い冬に特に注意が必要な「ヒートショック」について、皆さんと一緒に考えていきましょう!
「ヒートショック」って、ニュースなどで聞いたことはあるけど、実際どんなことが起きるのか、きちんと理解している方は少ないかもしれません。
もしかして、あなたも「ヒートショックってよく聞くけど、実際どういうものかわからない…」と思っていませんか?
実は、ヒートショックは、家の中の温度差が原因で起こる、命に関わる危険な症状なんです。
特に、高齢者や血圧の高い方にとっては、深刻な事態を引き起こす可能性も…
でも、大丈夫!
この記事を読めば、ヒートショックの原因や具体的な対策方法、そしておすすめ設備まで、バッチリ理解できます!
一緒にヒートショックについて学び、安全で快適な住まいを実現しましょう!
1. ヒートショックってなに?
ヒートショックとは、家の中の急激な温度変化によって、血圧が大きく変動し、心臓や血管に負担がかかることで起こる健康被害のこと。
冬場に多いトラブルで、失神や転倒、脳卒中、心筋梗塞などを引き起こす可能性があり、最悪の場合は死に至ることも…
高齢者や血圧の高い方は特に注意が必要です。
先輩「ヒートショックは、年間約1万7000人もの方が亡くなっていると言われているんだ。これは、交通事故の死亡者数よりも多いんだよ。」
私「そんなに多くの方が亡くなっているんですね…!」
先輩「そうなんだ。だから、ヒートショック対策は、住宅において非常に重要な課題なんだ。」
私「私たちも、お客様にヒートショックの危険性をしっかりとお伝えし、安全な住まいづくりをサポートしなければいけませんね!」
2. ヒートショックが起こりやすい場所とは?
ヒートショックは、家の中の温度差が大きい場所に起こりやすいです。
特に注意が必要なのは、
- 暖かいリビングから寒い廊下に出たとき
- 寒い脱衣所から暖かい浴室に入ったとき
- 暖かい浴室から寒い脱衣所に出たとき
などです。
3. ヒートショックの予防対策、どうすればいいの?
ヒートショックを予防するためには、家の中の温度差を少なくすることが大切です。
具体的な対策としては、以下のようなものがあります。
- 暖房器具を活用
リビングや寝室だけでなく、廊下や脱衣所など、家全体を暖めるようにしましょう。 - 断熱性能を高める
窓や壁、床などの断熱性を高めることで、外気温の影響を受けにくくし、室温を安定させましょう。 - 気密性を高める
家の隙間を少なくすることで、外気の侵入を防ぎ、室温を一定に保ちましょう。 - 浴室暖房乾燥機を設置
浴室を暖めておくことで、脱衣所との温度差を減らし、ヒートショックのリスクを軽減しましょう。 - 床暖房を設置
足元から暖めることで、部屋全体を均一に暖め、温度差を少なくしましょう。
4. ヒートショック対策におすすめの設備をご紹介
4-1. 高断熱材
高断熱材は、熱を伝えにくい素材で、壁や床、天井などに使用することで、断熱性能を高めることができます。
断熱性能を高めることで、外気温の影響を受けにくくなり、室温を安定させる効果が期待できます。
4-2. 高気密サッシ
高気密サッシは、気密性の高い窓枠やガラスを使用することで、窓からの冷気の侵入を防ぎます。
サッシの隙間を少なくすることで、断熱性能を高め、室温を一定に保つ効果が期待できます。
4-3. 浴室暖房乾燥機
浴室暖房乾燥機は、浴室を暖めるだけでなく、乾燥させる機能も備えています。
浴室を暖めておくことで、脱衣所との温度差を減らし、ヒートショックのリスクを軽減できます。
また、乾燥機能を使うことで、カビの発生も抑制できます。
4-4. 床暖房
床暖房は、床下に温水を循環させることで、足元から部屋全体を暖める暖房システムです。
部屋全体を均一に暖めることで、温度差を少なくし、ヒートショックのリスクを低減できます。
4-5. 換気システム
高気密住宅の場合、自然換気が期待できないため、換気システムの導入が必須となります。
換気システムは、室内の空気を入れ替え、新鮮な空気を取り込むことで、健康的な室内環境を維持します。
また、湿気を排出することで、結露の発生を抑制し、建物の耐久性向上にも役立ちます。
5. まとめ
ヒートショックは、家の中の温度差が原因で起こる健康被害です。
冬場に多いトラブルで、高齢者や血圧の高い方は特に注意が必要です。
ヒートショックを予防するためには、家の中の温度差を少なくすることが大切です。
暖房器具を活用したり、断熱性能を高めたり、浴室暖房乾燥機を設置するなど、様々な対策方法があります。
今回ご紹介したヒートショック対策を参考に、安全で快適な住まいを実現しましょう!